聖教新聞

聖教新聞は、創価学会の機関紙として昭和26年4月20日創刊された。

発刊の経緯は次のようである(以下、池田大作著「随筆人間革命」より)。

この新聞の発刊にあたっては、かねてから、広布の言論戦の構想をいだいていた、戸田先生(創価学会2代会長)の決意があった。しかし機熟さず、その構想の披瀝には時を待っていたようである。先生が会長に就任したのが二十六年の五月であるから、創刊の第一号は、その十三日ほど前の計算になる。
その五か月前の、十二月のある夕刻のことであった。いまだ戸田先生の事業は、浮沈にかかわるような深刻な攻防戦を余儀なくされていた。伸一青年(創価学会池田名誉会長)も先生のもとにあって、日々、一体となって戦っていた時である。そんな師走のある日、二人は事業に関する訪問を終えて、新橋駅近くの小さな食堂に入った。聖教新聞に関する具体的な話は、ここで初めてなされたのである。
その時、先生は、
「新聞をつくろう。機関紙をつくろうよ。これからは、言論の時代だ。広宣流布の拡大する戦線には、新聞が第一の武器である。断じて言論戦で切り拓こう。俺が社長になる。伸一は副社長になって出発するのだ」
新聞発行の現実的な第一歩は、食堂の雑踏のなかで始まったのである。



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